秋田の新政酒造。新政のお酒から、日本酒好きになった方も多いのではないでしょうか?
今回は、新政カラーズ・生成(エクリュ)2017を飲んだ感想をまとめました。
イラストでお届けする日本酒レビュー
新政カラーズの中でも、エクリュはお手頃価格。購入時価格は、1,480円/720mlでした。
名前と同じキナリカラーのラベル。見た目も高級感があります。
新政colorsは色を商品名にしています。
生成りの他にもヴィリジアン・ラピス・コスモスがあり、どれもワインを思わせるおしゃれな見た目で、色を商品名にするセンスの良さ。
まずは、生成りの感想をイラストでお届け!
伝わっているといいな~。
新政・生成(エクリュ)味の変化
開栓日
香りは控えめです。
フルーティーなマスカットのような清涼感は、ふんわりと感じることができるのですが、香り高いという感じではありません。
お猪口に注ぐと、ぷくぷくと泡があがりまるでシャンパンのよう。期待でいっぱいになります。
味は、辛口でドライです。酸味が強く追いかけてくるので、後味はスッキリしています。
爽やかで強すぎないすっきり感が、喉に気持ちよかったです。
これはおいしい!次へ次へと欲しくなる飲みやすさです。
ほどよいシュワ感が舌の上ではじけるような感じが、私は好きです。
まい
ほどよいシュワ感とさわやかさは、疲れているときに、何も聞かずに黙って寄り添ってくれる女性の優しさそのもの。
飲めない夫
この日は、ままかりのマリネをおつまみにいただきました。
マリネは、さわやかな生成の風味を邪魔することなく、むしろ旨みを引き出してくれるようで、相性ばっちりでした。
2日目
2日目は、開栓当日の酸味ドライ感が少し落ち着き、酸味の中にほんのり甘味が感じられバランスがよくなってきました。
舌の上ではじけて転がるようなシュワ感は、まだまだ元気いっぱいです。
透明感は1日目に比べるとやや減り、初日の感動はなくなりました。
甘味が出てきた分、バランスはよいと感じます。
私は、1日目の開栓直後の味が印象的ですが、2日目の味が好きな方も多いかも。
ドライで爽やかな特徴は、昨日と変わらず。しばらく生成りらしさを楽しめそうです。
この日は、ぶり大根と一緒にいただきました。
やっぱりと申しますか、おつまみが勝ってしまったようで、ちぐはぐな印象。
せっかく甘味が出てきたエクリュも、ぶり大根と食べたところ、甘味を感じにくくなってしまいました…
おつまみなし、もしくは酢の物などシンプルなものと合わせた方がよりおいしいなと思った次第です。
4日目
シュワ感が特徴の新政エクリュですが、4日目になるとシュワ感も元気がなくなりました。
蓋を開けた時のプシュ―が弱い音になり、注いでも勢いよく泡があがってくる感じはありません。
ポツポツっとあがる程度で、飲み心地も軽くなりました。
しかし、味自体は2日目と大きく変わってはいません。爽やかでドライながらも甘味が、しっかりとあります。
甘味が増した分飲みやすくなり、1杯だけ飲んで満足するはずが、次々と飲んでしまいたくなる。
1杯でやめるのはむしろ酷、強靭な意志が必要です。
この日は、ビールを飲んだ後だったため、おつまみなしでいただきました。
6日目
シュワ感が完全に抜け、飲み頃は過ぎてしまったように思います。
シュワっとピリッと感じたものがなくなったせいか、余韻の苦みが舌に残ります。
それでも、上品さを失わないのはすごい。
おつまみは、海の幸です。ほうぼうのお刺身
生ワカメのしらすポン酢和え
お吸い物で合わせました。
淡白なほうぼうのお刺身は、エクリュとよく合います。
まい
お刺身って、尾頭がついているだけで華やかになりますね。
14日目
14日目ともなると疲れてしまった感じですが、エクリュらしさの原型は残っていました。1回火入れしているからかな?
甘味と酸味は、最後まで味わえました。
こどもの日のメニューと一緒にいただきました。
さば寿司、兜のチーズ春巻き、鯉のぼり型ソーセージ、鯉のぼり型スパム寿司、枝豆。
生成(エクリュ)に合うおつまみ
生成りは、どんなお料理とも喧嘩をしない合わせやすいお酒だと思いますが、淡白なものを合わせるのがおいしいです。
これまでに合わせたおつまみとの相性は
ままかりのマリネ | ◎ |
ぶり大根 | × |
ほうぼうのお刺身 | ◎ |
中トロ | △ |
生ワカメのしらすポン酢和え | 〇 |
チーズ春巻き | 〇 |
さば寿司 | 〇 |
おつまみなし | ◎ |
まとめ
生成を一言でいうなら、優しくて上品なお酒。
凛とした空気をまとい、疲れている時に何も聞かずに黙って寄り添ってくれる女性の優しさのような…癒し系のお酒です。
ほどよいシュワ感とすっきりした爽やかさが味覚を刺激し、次へ次へと飲みたくなります。
私が一番おいしく感じたのは、開栓当日。
シュワっと、ドライな感じが一番堪能できました。
1日目と2日目の差は大きいです。
日を追うごとにすっきり感が減り、まろやかな甘さが強くなっていきます。甘さやバランスを楽しむなら2~3日目が良さそうです。
6日目には飲み頃を過ぎてしまったので、開栓後4~5日で飲み切るのがおすすめ。
飲みやすさは、最初から最後まであまり変わりませんでした。いつ飲んでも飲みやすい。
お酒の飲めない夫もおちょこ1杯ほどは飲めていましたので、かなり飲みやすいお酒なのでしょう。
微炭酸のミネラルウォーターのように、サラサラと飲めてしまいます。
食前もしくは、食中にあっさりとしたおつまみと一緒に飲むのがおいしかったです。
エクリュを飲んだときに広がる世界観
お酒を飲んだときに、そのお酒のイメージや風景が目の前に浮かぶことがありませんか?
私は、よくあります。ちょっと妄想癖があるのかもしれません…
生成(エクリュ)を飲んだときに広がる世界は、緑が芽吹き始めるころの柔らかい陽射し。
優しいながらも、高貴で凛としていて…生活感を忘れてしまいそうになります。
傍らでは我が子たちが、喧嘩をしながらご飯を食べていますが、小鳥のさえずりにしか聞こえないような優雅な気分。
まい
飲めない夫
お酒情報 & 感想
名称 | 新政 生成(エクリュ) 2017 |
精米歩合 | 麹40%、掛60% |
原料米 | 酒こまち |
アルコール | 15%(原酒) |
火入れ | 1回(要冷蔵) |
蔵元 | 新政酒造株式会社 (秋田県) |
購入価格 | 1,480円/720ml |
飲みやすさ | |
お気に入り度 |
ドライなのに、飲みやすいお酒。女性にもおすすめです。
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